企画展「生誕130年記念 人間国宝 芹沢銈介展」 伝統×革新のデザイン=型絵染

企画展「生誕130年記念 人間国宝 芹沢銈介展」 伝統×革新のデザイン=型絵染

2025年9月13日(土)~12月21日(日)

芹沢銈介生誕130年を記念し、企画展「人間国宝 芹沢銈介展 伝統×革新のデザイン=型絵染」を開催いたします。 芹沢銈介(1895~1984年)は、「型染(かたぞめ)」の技法を用いた独創的な作品を生み出し、重要無形文化財「型絵染」の保持者(人間国宝)に認定された染色家です。 静岡市に生まれた芹沢は、東京高等工業学校(現在の東京科学大学)を卒業後、日本の民芸運動を起こした思想家・柳宗悦が進めた民藝運動に出会い、これに共鳴します。そして、沖縄の染物・紅型に触発されて型染めを発展させた独自の技法を確立しました。それによって、1956年に人間国宝に認定されます。 芹沢の作品は力強い図柄と鮮やかな色彩が特徴で、のれんや屏風、着物など多彩な作品を制作しました。1976年にはフランス・パリで大規模な展覧会が開催され、文化功労者にも選ばれるなど、国内外で高い評価を受けました。 世界が認めた人間国宝・芹沢銈介の魅力をお楽しみいただければ幸いです。

出品目録

  資料名 作者名 制作年月日
1 津村小庵紺地着物 芹沢銈介 昭和42年
2 津村小庵文帯 芹沢銈介 昭和42年
3 小川紙漉村絵図 芹沢銈介 昭和
4 紙すき 芹沢銈介 昭和
5 風の字のれん 芹沢銈介 昭和32年
6 喜の字のれん 芹沢銈介 昭和45年
7 天の字のれん 芹沢銈介 昭和40年
8 いろは歌 芹沢銈介 昭和33年
9 梵字 芹沢銈介 昭和
10 春夏秋冬 芹沢銈介 昭和40年
11 飛の字のれん 芹沢銈介 昭和43年
12 光の字文のれん 芹沢銈介 昭和
13 いろは文朱地着物 芹沢銈介 昭和33年
14 多色いろは文帯 芹沢銈介 昭和33年
15 松竹梅絵図 芹沢銈介 昭和
16 落葉文着物 芹沢銈介 昭和28年
17 葉草文黄地帯 芹沢銈介 昭和25年
18 みの・ケラ屏風 芹沢銈介 昭和32年
19 雛絵図 芹沢銈介 昭和
20 小模様散らし文着物 芹沢銈介 昭和13年
21 モザイク文白地帯 芹沢銈介 昭和43年
22 縄のれん文のれん 芹沢銈介 昭和30年
23 打てや双手を絵文のれん 芹沢銈介 昭和50年
24 打てや双手を文字文のれん 芹沢銈介 昭和
25 起居万福文字文のれん 芹沢銈介 昭和
26 機織文のれん 芹沢銈介 昭和30年
27 手付壺文のれん 芹沢銈介 昭和
28 笹文のれん 芹沢銈介 昭和48年
29 赤冨士のれん 芹沢銈介 昭和42年
30 極楽から来た 芹沢銈介 昭和
31 型染どんきほうて 作男さんちょ従へ廻国の門出 芹沢銈介 昭和50年
32 型染どんきほうて 世に名も高き初の手合はせ 芹沢銈介 昭和50年
33 型染どんきほうて はかられて山を出る 芹沢銈介 昭和50年
34 型染どんきほうて 飯もりの戸迷ひ騒ぎの因 芹沢銈介 昭和50年
35 型染どんきほうて さんちょの苦計草刈女を姫と強辨 芹沢銈介 昭和50年
36 型染どんきほうて 灰となる数々の武勇伝 芹沢銈介 昭和50年
37 型染どんきほうて 再挙の企み薬師の思案 芹沢銈介 昭和50年
38 型染どんきほうて 恐れを知らぬどんきほうて 芹沢銈介 昭和50年
39 型染どんきほうて 洞穴に入りて不思議を見る 芹沢銈介 昭和50年
40 型染どんきほうて 弱きをたすけ悪をこらす 芹沢銈介 昭和50年
41 型染どんきほうて 貴人と見えて客となる 芹沢銈介 昭和50年
42 型染どんきほうて 流れに浮ぶ魔の小舟 芹沢銈介 昭和50年